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Japanische Klassiker mit Furigana

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じゅうにしこう

十二支考(下)〔全2冊〕

南方 熊楠

Lesen Sie 十二支考(下)〔全2冊〕 (じゅうにしこう) von 南方 熊楠 (みなかたくまぐす) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 251.906 Zeichen · 495 Bildschirme

Aozora Bunko

本邦にも牝鶏の晨するを不吉とした。『碧山日録』に、長禄三年六月二十三日癸卯、天下飛語あり、諸州の兵窃かに城中に屯す、けだし諸公預め禍の及ぶを懼るるなり。あるいは曰く、北野天満神の廟の牝鶏晨を報ずるなり。神巫これを朝に告ぐというと見ゆ。この時女謁盛んで将軍家ばかりか大諸侯の家また女より大事起らんとしたからこんな評判も立ったのだ。大正八年三月の『飛騨史壇』、故三嶋正英の『伊豆七島風土細覧』に新島の乱塔場に新しく鶏を放ち飼った土俗を載せある。これは卵を食用にするためのよう読まるるが、あるいはもと右述ペルシア同前悪魔除けにしたのかとも考う。『松屋筆記』五に浅草観音に鶏を納むるに日を経れば雌鶏必ず雄に変ず、仏力にてかくのごとしとあるが、霊境で交合したり雛を生み、ピーピー走り廻られては迷惑故、坊主が私かに取り替えたであろう。それについて思い出すは李卓吾の『開巻一笑』続二に、陳全遊は金陵の妓なり、詞章に高く多く題詠あり云々、一日隣奴何瓊仙なる者と同飲す、たまたま雄雌鶏相交わるを見、仙請うてこれを詠ぜしむ、その詞に曰く〈汝霊禽にして走獣にあらず、風流の事誰かあらざらん、ただ好く背地に情を偸む、なんぞ当場の呈醜を許さん、かくのごときは律に罪を問うを休めよ、まさにみな笞杖徒流すべし、更に一等を加えて強論せば、殺し来りて我が