Japanische Klassiker mit Furigana
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はんせんぶんがくろん
反戦文学論
黒島 伝治
Lesen Sie 反戦文学論 (はんせんぶんがくろん) von 黒島 伝治 (くろしまでんじ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 13.646 Zeichen · 28 Bildschirme
××××××は戦ひに
××××からは出でまさね
かたみに人の血を流し
獣の道に死ねよとは
死ぬるを人のほまれとは
勝手に数行を引いたのであるが、××は筆者がした。××にしなければ、今日では恐らく発禁ものであろう。
当時、大町桂月が、この詩が危険思想であるというので非難した。国を挙げて戦争に熱狂していた頃である。戦争反対を声明したのは、僅かに平民新聞だけであった時代である。作者は、桂月の非難に弁解して、歌は歌であって、自分の心のまことを、そのまゝ吐露したものである。――そういう風に云った。戦争に行く息子を親が新橋まで見送って、「達者で気をつけて無事で行って来い!」と別れの言葉を云う。その気持と同じ気持を歌ったものである、と。
この詩は、全然個人的な気持から戦争に反対している。生活の中心がすべて個人にあった。だから最も恐ろしいのは、死である。殺し、殺されることである。
人道主義になると、五十歩百歩ではあるが、いくらか考え方が広汎になり、戦争の原因を追求しようとする慾求が見えて居る。中途半ぱな、生ぬるいところで終ってしまっては居るが。
武者小路実篤の「或る青年の夢」