Japanische Klassiker mit Furigana
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はんせんぶんがくろん
反戦文学論
黒島 伝治
Lesen Sie 反戦文学論 (はんせんぶんがくろん) von 黒島 伝治 (くろしまでんじ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 13.646 Zeichen · 28 Bildschirme
そこで、彼は、塹濠の中で「決定の前に」という詩を書いた。ヴェルダンの要塞戦については、それからして、「犠牲の道」という悲壮な憤激の物語を書いた。これは、偶然にも、アンリ・バルビュスの「クラルテ」と同年(一九一九年)に発表された。
表現派は、多く、戦争に反対し、その悲惨、その暴虐を呪咀し、絶叫してはいるが、唯心論的で、たゞ、主観的な強調に終始している。ブルジョア作家の戦争反対はこれ位いにして、プロレタリア文学に移ってみる。
四
アンリ・バルビュスの「クラルテ」も欧洲大戦から生れた、反軍国主義文学である。この小説は、はじめの方はだらだらしていて読みづらい。バルビュスは、戦争の惨禍を呪咀するばかりでなく、戦争の責任者に対して嫌悪を投げつけ、インタナショナルの精神を高揚している。「そこで君達は、祖国の武装を解かせねばならないのだ。そして、祖国観念を極度に収縮放棄して、重大なる社会観念を持たなければならないのだ。君達は、軍閥的国境を湮滅しそれよりもっと悪い経済的商業的障碍を取り除かねばならないのだ。保護貿易主義は、労働の発達の中へ暴力を導引き入れるものであり致命的な軍国主義の狂態を齎らすものなのだ。