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Japanische Klassiker mit Furigana

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ことうじのかち

古陶磁の価値

北大路 魯山人

Lesen Sie 古陶磁の価値 (ことうじのかち) von 北大路 魯山人 (きたおおじろさんじん) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 9.187 Zeichen · 18 Bildschirme

Aozora Bunko

青磁は実に品がよく、近寄って見ると作がよろしい、全体が納まってしまう。他のものではどうしても納まりがつかぬそういう意味におきまして、だんだんと金が出来て、だんだんと立派な家が出来て、立派な道具が家に殖えてきまして、貴人を招待でも致しました時には床の間に青磁の香炉がどうしても要るようになってしまう。そこで相当高くても青磁が欲しいというようなことになる。こういうような関係で青磁の香炉というものは陶磁器の中で一番値段が高いということになっております。それは自分で実験してみるとそのことがよく分るのであります。なるほど他のものを持っていってもどうしても納まりがつかないことがよく分る。

ですからその次に古陶磁の高いのは茶碗でありますが、御承知の抹茶茶碗でありますが、これは茶の会を致しました時に一番晴れがましいものであります。次にさらに晴れがましいのはなにかと申しますと床の間の掛け物であります。どれもこれも晴れがましいのでありますが、とりわけ主役を致しますものは床の掛け物であり、飲ますところの茶碗である。その茶碗が美術的価値を多く有するということは、その茶会をもっとも効果あらしめることになるのでありまして、自然よい茶碗が欲しいことになります。