Japanische Klassiker mit Furigana
ja-reading.com
Lesen Sie japanische Klassiker online mit Furigana. Filtern Sie nach JLPT-Niveau, tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung und übersetzen Sie einen Satz.
うもんとりものちょう
右門捕物帖(一)
佐々木 味津三
Lesen Sie 右門捕物帖(一) (うもんとりものちょう) von 佐々木 味津三 (ささきみつぞう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 220.431 Zeichen · 428 Bildschirme
しかし、右門のぎょっとなったのはほんの一瞬で、突然、あっそうか! おれにも似合わねえ早がてんしたもんだな……つぶやきながら、かんからとうち笑っていましたが、ふいっと立ち上がって伝六をこかげに手招くと、ささやくように小声でききました。
「きさま、さっき小田切の家の様子、みんなきいたっていったな」
「ええ、いいやした。いいましたが、なんぞふにおちないことでもあるんでげすか」
「あるからこそきくんだよ。腰元とか女中とか女がいるんだろうが、幾人ぐれえだ」
「え※(感嘆符疑問符、1-8-78) 女?」
「男でない人間のことを、昔から女っていうんだ。そういう人間がいるはずだが、いくたりぐれえだ」
「たった三人きりだっていいやしたよ」
「どういう三人だ」
「ひとりは飯たきばばあ、あとのふたりはきょうだい娘で、姉は二十一、妹は十六だとかいいやしたがね」
「その姉妹が、つまり小田切のお腰元なんだな」
「お腰元にもなんにも、女のけはその三人。男のけは、例のおやじと、小田切のだんなと、もうひとり玄関番の三人きりで、ご内室はとうになくなったっていうんだから、いずれその姉妹がいろいろとお腰元代わりをするんでがしょうがね、しかし、その娘たちゃ身内同然だといいましたぜ。