Japanische Klassiker mit Furigana
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めいじんちょうじ
名人長二
三遊亭 円朝
Lesen Sie 名人長二 (めいじんちょうじ) von 三遊亭 円朝 (さんゆうていえんちょう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 67.631 Zeichen · 134 Bildschirme
ようになったんだが、随分金がかゝるから大抵の家では女にまでは行届きません、それに女という奴は嫁入りという大物入がありますからなア、物入と云やア娘も其の内何処かへ嫁に遣らなければなりませんが、其の時の箪笥三重と用箪笥を親方に願いたい、何卒心懸けて木の良いのを見付けてください」
長「畏まりましたが、先達て職人の兼という奴が、鑿で足の拇指を突切った傷が破傷風にでもなりそうで、甚く痛むと云いますから、相州の湯河原へ湯治にやろうと思いますが、病人を一人遣る訳にもいきませんから、私も幼さい時怪我をした背中の旧傷が暑さ寒さに悩みますので、一緒に行って序でに湯治をして来ようと思いますので、お急ぎではどうも」
助「いゝや今が今というのではありません、行儀を覚えさせるため来月お出入邸の筒井様の奥へ御奉公にあげる積りですから、娘が下るまでゞ宜いんです」
長「そんなら拵えましょう」
助「湯河原は打撲と金瘡には能いというから、緩り湯治をなさるが宜い、就てはこの仏壇の作料を上げましょう、幾許あげたらよいね」
長「左様……別段の御注文でしたから思召に適うように拵えましたので、思ったより手間がかゝりましたが……百両で宜うございます」