Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

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めいじんちょうじ

名人長二

三遊亭 円朝

Lesen Sie 名人長二 (めいじんちょうじ) von 三遊亭 円朝 (さんゆうていえんちょう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 67.631 Zeichen · 134 Bildschirme

Aozora Bunko

親でいながら、背中へ竹の突通るほど赤坊を藪の中え投り込んで棄るとア鬼のような心だ」

と長二は両眼に涙を浮めまして、

長「婆さん、そうしてお前その児を棄てた夫婦の形や顔を覚えてるだろう、何様な夫婦だったえ」

婆「ハア覚えていやすとも、苛い人だと思ったから忘れねいのさ、男の方は廿五六でもあったかね。商人でも職人でも無い好い男で、女の方は十九か廿歳ぐらいで色の白い、髪の毛の真黒な、眼が細くって口元の可愛らしい美い女で、縞縮緬の小袖に私イ見たことの無い黒え革の羽織を着ていたから、何という物だと聞いたら、八幡黒の半纒革だと云ったっけ」

兼「フム、少し婀娜な筋だな、何者だろう」

長「何者だって其様な奴に用はねえ、婆さん此の疵は癒っても乳の無いので困ったろうねえ」

婆「そうだ、長左衞門殿とおさなさんが可愛がって貰い乳イして漸々に育って、其の時名主様をしていた伊藤様へ願って、自分の子にしたがね、名前が知んねいと云ったら、名主様が、お前達二人の丹誠で命を助けたのだから二助としろと云わしゃった、何がさて名主様が命名親だんべい、サア村の者が可愛がる