Japanische Klassiker mit Furigana
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めいじんちょうじ
名人長二
三遊亭 円朝
Lesen Sie 名人長二 (めいじんちょうじ) von 三遊亭 円朝 (さんゆうていえんちょう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 67.631 Zeichen · 134 Bildschirme
谷中三崎の天竜院へまいり、和尚に特別の回向を頼み、供養のために丹誠をこらして経机磐台など造って、本堂に納め、両親の命日には、雨風を厭わず必ず墓まいりをいたしました。
十一
斯様な次第でございますから、何となく気分が勝れませんので、諸方から種々注文がありましても身にしみて仕事を致さず、其の年も暮れて文政四巳年と相成り、正月二月と過ぎて三月の十七日は母親の十三年忌に当りますから、天竜院に於て立派に法事を営み、親方の養子夫婦は勿論兄弟弟子一同を天竜院へ招待して斎を饗い、万事滞りなく相済みまして、呼ばれて来た人々は残らず帰りましたから、長二は跡に残って和尚に厚く礼を述べて帰ろうといたすを、和尚が引留めて、自分の室に通して茶などを侑めながら、長二が仏事に心を用いるは至極奇特な事ではあるが、昨年の暮頃から俄かに仏三昧を初め、殊に今日の法事は職人の身分には過ぎて居るほど立派に営みしなど、近頃合点のいかぬ事種々あるが是には何か仔細のある事ならん、次第によっては別に供養の仕方もあれば、苦しからずば仔細を話されよと懇に申されますゆえ、長二も予て機もあらば和尚にだけは身の上の一伍一什を打明けようと思って居りました