Japanische Klassiker mit Furigana
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めいじんちょうじ
名人長二
三遊亭 円朝
Lesen Sie 名人長二 (めいじんちょうじ) von 三遊亭 円朝 (さんゆうていえんちょう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 67.631 Zeichen · 134 Bildschirme
己が喰っちまったというから兄いも喰いねえ、一合買って来るから」
と、兼松は是より酒を買って来て、折詰の料理を下物に満腹して寝てしまいました。其の翌朝長二は何か相談事があって大徳院前の清兵衛親方のところへ参りました後で兼松が台所を片付けながら、空の折を見て、長二の云う通り忘れて行ったので、柳島から取りに来はしまいかと少し気になるところへ、毎度使いに来る龜甲屋の手代が表口から、
手代「はい御免なさい、柳島からまいりました」
と聞いて兼松はぎょっとしました。
十四
兼松は遁げる訳にも参りませんから、まご/\しながら、
兼「えい何か御用で」
手「はい、御新造様が此のお手紙をお見せ申して、昨日忘れた物を取って来てくれろと仰しゃいました」
兼「へえー忘れた物を、へえー」
手「それに此の品を上げて来いと仰しゃいました」
と手紙と包物を出しましたが、兼松は蒼くなって、遠くの方から、
兼「何だか分りやせんが、生憎兄えゝ長二が留守ですから、手紙も皆な置いてっておくんなせえ」
手「いゝえ、是非手紙をお目にかけろと申付けられましたから、お前さん開けて見ておく