Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

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めいじんちょうじ

名人長二

三遊亭 円朝

Lesen Sie 名人長二 (めいじんちょうじ) von 三遊亭 円朝 (さんゆうていえんちょう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 67.631 Zeichen · 134 Bildschirme

Aozora Bunko

事ア出来ません」

幸「左様じゃアあるまい、人の噂に親方は貧乏人に施しをするのが好きだという事だから、それで銭が持てないのだろう、何ういう心願かア知らないが、若いにしちア感心だ」

長「人は何てえか知りませんが、施しといやア大業です、私ア少さい時分貧乏でしたから、貧乏人を見ると昔を思い出して、気の毒になるので、持合せの銭をやった事がございますから、そんな事を云うんでしょう」

柳「長さん、お前少さい時貧乏だッたとお云いだが、お父さんやお母さんは何商売だったね」

長「元は田舎の百姓で私の少さい時江戸へ出て来て、荒物屋を始めると火事で焼けて、間もなく親父が死んだものですから、母親が貧乏の中で私を育ったので、三度の飯さえ碌に喰わない程でしたから、子供心に早く母親の手助けを仕ようと思って、十歳の時清兵衛親方の弟子になったのですが、母親も私が十七の時死んでしまったのです」

と涙ぐんで話しますから、幸兵衛夫婦も其の孝心の厚いのに感じた様子で、

柳「お前さんのような心がけの良い方が、何うしてまア其様に不仕合だろう、お母さんをもう少し生かして置きたかったねえ」