Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

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めいじんちょうじ

名人長二

三遊亭 円朝

Lesen Sie 名人長二 (めいじんちょうじ) von 三遊亭 円朝 (さんゆうていえんちょう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 67.631 Zeichen · 134 Bildschirme

Aozora Bunko

長「今打き毀して見せるから其方へ退いていなせい」

と才槌を提げて、蹌めく足を蹈みしめ、棚の側へ摺寄って行灯の蔭になるや否や、コツン/\と手疾く二槌ばかり当てると、忽ち釘締の留は放れて、遠州透はばら/″\になって四辺へ飛散りました。

二十三

言葉の行掛から彼アはいうものゝよもやと思った長二が、遠慮もなく清兵衛の丹誠を尽した棚を打毀しました。且二つや三つ擲ったって毀れる筈のない棚がばら/\に毀れたのに、居合わす人々は驚きました。中にも恒太郎は長二が余りの無作法に赫と怒って、突然長二の髻を掴んで仰向に引倒し、拳骨で長二の頭を五つ六つ続けさまに打擲りましたが、少しもこたえない様子で、長二が黙って打たれて居りますから、恒太郎は燥立ちて、側に落ちている才槌を取って打擲ろうと致しますに、お政が驚いて其の手に縋りついて、

政「あれまア危ないからおよしよ、怪我をさせては悪いからサ兼松……速く留めておくれ」

兼「まアお待ちなせえ、其様な物で擲っちア大変だ」

と止めるのを恒太郎は振払いまして。

恒「なに此の野郎、ふざけて居やがる、此の才槌で棚を毀したから己が此の野郎の頭を打毀してやる