Japanische Klassiker mit Furigana
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めいじんちょうじ
名人長二
三遊亭 円朝
Lesen Sie 名人長二 (めいじんちょうじ) von 三遊亭 円朝 (さんゆうていえんちょう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 67.631 Zeichen · 134 Bildschirme
処、去年の十一月職人の兼松と共に相州の湯河原で湯治中、温泉宿へ手伝に来た婆さんから自分は棄児であって、背中の穴は其の時受けた疵である事と、長左衛門夫婦は実の親でなく、実の親は名前は分らないが、斯々云々の者で、自分達の悪い事を掩わんがために棄てたのであるという事を初めて知って、実の親の非道を恨み、養い親の厚恩に感じて、養い親のため仏事を営み、菩提所の住持に身の上を話した時、幸兵衛に面会したのが縁となり、其の後種々の注文をして過分の手間料を払い、一方ならず贔屓にして、度々尋ねて来る様子が如何にも訝しくあり、殊に此の四月夫婦して尋ねて来た時、お柳が急病を発し、また此の九月柳島の別荘で余儀なく身の上を話して、背中の疵を見せると、お柳が驚いて癪を発した様子などを考えると、お柳は自分を産んだ実の母らしく思えるより、手を廻して幸兵衛夫婦の素性を探索すると、間違いなさそうでもあり、また幸兵衛が菩提所の住持に自分の素性を委しく尋ねたとの事を聞き、幸兵衛夫婦も自分を実子と思っては居れど、棄児にした廉があるから、今さら名告りかね、余所ながら贔屓にして親しむ