Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

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しこくへんろにっき

四国遍路日記

種田 山頭火

Lesen Sie 四国遍路日記 (しこくへんろにっき) von 種田 山頭火 (たねださんとうか) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 15.842 Zeichen · 32 Bildschirme

Aozora Bunko

午後はひたすら高知へ強行した、申訳ないけれど、第二十八番、第二十九番は遥拝で許していただく、風が出て来たが、ほどなく凪いで、のどかな小春日和になった、御免からは路面舗装、身も心も軽い、思いかけなく、電車から降りた母子の方から拾銭玉を頂戴した(この十銭が私を野宿から助けてくれた!)。

いそいだけれど暮れて高知着、まず郵便局で郵便物を受取った、いろいろ受取ったけれど、期待したものはなかった、がっかりした、お札所横の山西屋に泊る、名を売っているだけ客扱もよく客人も多い、おいしい御飯をたべ風呂に入って、ぐったり寝た、アルコールなし。

米八合渡して(内五合は飯米)不足金二十銭払った。

┌米八合渡 内五合は飯米┐

└金十三銭払      ┘

(夕食)     (朝食)

焼魚       味噌汁二杯

菜葉ひたし    削節

沢庵漬      たくあん二片

さしみ      味噌汁二椀

蓮の煮付     菜葉の煮たの

漬物       漬物

金がある時は金のない時を考えないけれど、金のない時は金のある時を考える、……私たちのようなものの痛いところだ。

かけだし夫婦はすぐ解る! と宿の人々がいう、なるほど、そうだで。