Japanische Klassiker mit Furigana
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しこくへんろにっき
四国遍路日記
種田 山頭火
Lesen Sie 四国遍路日記 (しこくへんろにっき) von 種田 山頭火 (たねださんとうか) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 15.842 Zeichen · 32 Bildschirme
野宿
わが手わが足われにあたたかく寝る
夜の長さ夜どほし犬にほえられて
寝ても覚めても夜が長い瀬の音
橋があると家がある崖の蔦紅葉
山のするどさそこに昼月をおく
びつしり唐黍ほしならべゆたかなかまへ
岩ばしる水がたたへて青さ禊する
山のしづけさはわが息くさく
十一月十九日 秋晴、行程七里。
落出の街はずれ大野大師堂でお通夜、ゆっくりして八時出立、それではどなたもごきげんよう、たいへんお世話になりました。……
昨日の道よりも今日の道、山と水とがますますうつくしくなる、引地橋ほとりの眺望もよい、猿橋のほとりも(その街を十時から十一時まで行乞)、仁淀渓谷。
秋の日は傾いたが、舟戸で泊れない、県界――両国橋――を越えていそぐ、西の谷でも泊れない、落出に来たが泊れない(宿屋という宿屋ではみな断られた、遍路はいっさい泊めないらしい)、詮方なしに一杯かたむける、その店の人に教えられて、街はずれの丘の上にある大師堂でお通夜した、戸があり茣蓙があって、なかなかよかった、お弁当の残りを食べ、飴玉をしゃぶりつつ、いつとなく眠った、夜もすがら渓声。
宵のうちはアルコールの力で熟睡するが、明け方には眼が覚めて、夜の長いこと長いこと、水音たえずして、そしてしずけさ、さびしさ、昨夜のにぎやかで、うるさかったのにくらべて、この寒さ、とにかく、この二三日は今まで