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Japanische Klassiker mit Furigana

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よつやかいだん

四谷怪談

田中 貢太郎

Lesen Sie 四谷怪談 (よつやかいだん) von 田中 貢太郎 (たなかこうたろう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 7.260 Zeichen · 15 Bildschirme

Aozora Bunko

男の子は怖れて逃げて来たが、それから病気になり、日蓮宗の僧侶に頼んで祈祷などもしてもらったけれども、とうとう癒らずにその年の九月十八日になって歿くなった。

伊右衛門はますます恐れて雑司ヶ谷の鬼子母神などへ参詣したが、怪異はどうしても鎮まらないで女房が病気になったところへ、四月八日、芝の増上寺の涅槃会へ往っていた権八郎がその夜霍乱のような病気になって翌日歿くなり続いて五月二十七日になって女房が歿くなった。伊右衛門はお染に源五右衛門と云うのを婿養子にしたところで、その年の六月二十八日、不意に暴風雨が起って雷が鳴り、東の方の庇を風に吹きとられた。伊右衛門はしかたなしに屋根へあがって応急の修繕をしようとしたが、足を踏み外して腰骨を打って動けなくなったうえに、耳の際を切った疵が腐って来て膿が出るので、それに鼠がついて初めは一二匹であったものが、次第に多くなって防ぐことができないので、長櫃の中へ入れておくうちに七月十一日になって死んでしまった。

田宮の家では源五右衛門が家督を相続したが、そのうちにお染が病気になった。年は二十五であったと記録にある。そのお染が歿くなってから源五右衛門は、家についている怪異が恐ろしいので、己の後へ養子をして別居しようと思っているうちに、邸の内の樹木を無暗に斬りだした。