Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

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よつやかいだん

四谷怪談

田中 貢太郎

Lesen Sie 四谷怪談 (よつやかいだん) von 田中 貢太郎 (たなかこうたろう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 7.260 Zeichen · 15 Bildschirme

Aozora Bunko

そして、庄兵衛が御番入りをして三年目になった時、庄兵衛は十人ばかりの朋輩といっしょに道を歩いていると、年のころ五十ばかりに見える恐ろしい顔をした女乞食がいた。庄兵衛といっしょに歩いていた近藤六郎兵衛はその乞食に眼を注けて、

「かの女非人は、田宮又左衛門の女に能く似ている」

と云った。すると他の者は、

「お岩は、あれよりも背も低かったし、御面相も、あれよりよっぽど悪かった」

と云った。庄兵衛は小さい時から種々の事を聞かされているので気味悪く思ったが、それから三日目の夕方になって病気になった。長右衛門は驚いて庄兵衛の家の跡目の心配をしていると、六日目の夕方から長右衛門自身が病気になって八日目に歿くなり、続いて庄兵衛が十日目になって歿くなったので田宮家は又断絶した。

小三郎は養父の二七日の日になって法事をしたところで、翌朝六つ時分になって庖厨に火を焼く者があった。それは五十ばかりの女であった。小三郎は不思議に思って声をかけるとそのまま消えてしまった。

その怪しい女の姿は翌朝また地爐の傍に見えた。その時小三郎はまだ眠っていたので小三郎の父の家から付けてある重左衛門と云う小男が見つけた。