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Japanische Klassiker mit Furigana

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ちちゅうま

地中魔

海野 十三

Lesen Sie 地中魔 (ちちゅうま) von 海野 十三 (うんのじゅうざ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 24.599 Zeichen · 50 Bildschirme

Aozora Bunko

あの厳重な警戒網を誰が抜けることができたろう。

全くのところ、この金庫室には誰も入らなかったのに、それだのに金貨は煙の如くに失せている。

大江山課長の顔は、赤くなったかと思うと、こんどは反対に土のように青ざめた。

怪盗岩は、約束をほんとうに果したのだった。

少年探偵三吉は、どこで何をしているか。岩は、あの大金をどうして運び出したか、そしてまたどこへ使おうというのか。

ルンルンルンルン、どこからともなく響いてくるエンジンの音――あれは若しや噂に聞く地底機関車ではないだろうか。

少年探偵の疑問

「岩」という怪盗は、さきに世界に一つしかないという地底機関車をさらっていったが、それから間もなく、今度はエンプレス号の金貨百万弗を、正金銀行の大金庫から、やすやすと奪い去った。

少年探偵三吉は、珍探偵大辻又右衛門と一緒に、この事件の探偵にあたっている。

大辻の方は、「岩」の足型を後生大事に抱えているのに対して、わが三吉は理科大学の造築場へ、月島から搬んできた青い土に眼をつけている。

「日本橋室町附近にしかないといわれるこの青い土が、どうして月島から掘り出されるんだろう?」