Japanische Klassiker mit Furigana
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ちちゅうま
地中魔
海野 十三
Lesen Sie 地中魔 (ちちゅうま) von 海野 十三 (うんのじゅうざ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 24.599 Zeichen · 50 Bildschirme
「なに反対をする。この弱虫め!」
「僕はいままで探偵してきたことを続けてゆく方がいいと思うんだ」
「なんのかんのというが、実はこわいのだろう。わしはそんな弱虫と一緒に探偵していたくはないよ。帆村先生が帰って来て叱られても、わしは知らぬよ」
「叱られるのは大辻さんだよ」
「いや、もう弱虫と、口は利かん」
とうとう三吉と大辻とは別れ別れになってしまった。
大辻老は決死隊に参加を許されると、いよいよ大得意だ。ふんぞりかえって、自動車に乗っている。ナポレオンのような気持らしい。しかも岩の足型を大事に小脇に抱えている。
「大辻さん。その足型を壊しちゃ駄目だよ」
「なアに大丈夫……おっとッとッ。お前とは口を利かぬ筈じゃった」
仕度は出来た。突撃隊の自動車は一列に並んで出発した。横浜正金銀行さして……。
「はてな」の室町附近
三吉少年は一人残されたが、失望しない。
「すみませんが、ちょっと測らして下さい」
そういって彼は日本橋界隈の地下室のあるところを一軒一軒廻っては、携帯用地震計を据えつけて測って歩いた。
「一体、何を測るんだい」
「おじさんの家は大丈夫だということが分るんですよ」