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Japanische Klassiker mit Furigana

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じごくかいどう

地獄街道

海野 十三

Lesen Sie 地獄街道 (じごくかいどう) von 海野 十三 (うんのじゅうざ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 10.814 Zeichen · 22 Bildschirme

Aozora Bunko

遺留品も出て来た」

「ほほう」

「ところがその青年たちは、申し合わせたように近所の薬屋で、かゆみ止めの薬を買って身体に塗ったそうだ」

「三人が三人ともかい」

「そうなのだ。三人が三人ともだ。それがこの薬屋でかゆみ止めの薬を買って、身体に塗るしさ。女の話では、なんでもその前は全身かゆがって死ぬように藻がいていたそうだ」

「どうしてそんなにかゆがる客をわざわざ取ったのだ」

「イヤそれは、○かゆい(家につくちょっと前から始まる)――なんで、始めからかゆがっていた訳じゃないのだ」

「じゃどこかで拾ってきた客なのだネ」

「これだ。○ストリート・ガール(銀座で引っぱられる)――つまり銀座から、あの場所まで引張ってゆくうちに、かゆくなったのだ」

「どうして、かゆくなったのだ」

「それは後から話すよ」

ミチ子がグラスを載せてやってきた。

「オイ煙草を買って来て呉れ。それからシャンパンの盃をあげるから、冷して用意しといて呉れ」

辻永はミチ子に向ってたてつづけに用を云いつけた。

「まア景気がいいのネ」

とミチ子はグラスを二人にすすめると向うへいった。

「さア一杯やろうよ」

「ウン」

「どーだ、これを飲んでみないか。