Japanische Klassiker mit Furigana
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キリストしんとのなぐさめ
基督信徒のなぐさめ
内村 鑑三
Lesen Sie 基督信徒のなぐさめ (キリストしんとのなぐさめ) von 内村 鑑三 (うちむらかんぞう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 51.320 Zeichen · 100 Bildschirme
家はわずかに壱戸半を数う、百軒の中九十八軒は壱ヶ月二十五円以下の収入あるのみ、しかして来年の計を為し貯蓄を有するもの幾干かある、来月に備うる貯蓄を有せざる家何ぞ多きや、人類の過半数は軒端に餌を求むる雀のごとく、山野に食を探る熊のごとく、今日は今日を以て足れりとなし、今日得しものは今日消費し、明日は明日に任し、日に日に世渡りするものなり、汝の運命は人類大多数の運命なり、肥馬に跨る貴公子を以て普通人間と思うなかれ、彼一人安閑として世を渡り綺羅を被り美味に飽んためには数千の貧人は汗滴労働しつつあるなり、貧は常にして富は稀なり、汝は普通の人にして彼貴公子は例外の人なり、一人にして忍び能わざるの困難も万人ともにこれを忍べば忍び易し、汝は人類の大多数とともに饑餓を感じつつあるなり。
二、古代の英雄にして智においても徳においても遙かに汝に勝りしものが汝の貧に勝る貧苦を受けしことを思え、哲学上神学上信仰上功績上人類の頭と承認せらるる使徒保羅は四十年間無私の労働の後に彼の所有に属するものとては外衣一枚と古書数巻とのみなりしを思え(提摩太後書四章十三節)、古哲ソクラトスは日々に二斤のパンと雅典城の背後に湧出する