Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

ja-reading.com

Lesen Sie japanische Klassiker online mit Furigana. Filtern Sie nach JLPT-Niveau, tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung und übersetzen Sie einen Satz.

やしゃがいけ

夜叉ヶ池

泉 鏡花

Lesen Sie 夜叉ヶ池 (やしゃがいけ) von 泉 鏡花 (いずみきょうか) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 27.689 Zeichen · 56 Bildschirme

Aozora Bunko

その日の、明六つの鐘さえ、学校通いの小児をはじめ、指しをして笑う上で、私が撞いた。この様子では、最早や今日から、暮六つの鐘は鳴るまいな!……

もしや、岩抜け、山津浪、そうでもない、大暴風雨で、村の滅びる事があったら、打明けた処……他は構わん、……この娘の生命もあるまい――待て、二三日、鐘堂を俺が守ろう。その内には、とまた四五日、半月、一月を経るうちに、早いものよ、足掛け三年。――君に逢うまで、それさえ忘れた。……また、忘れるために、その上、年に老朽ちて世を離れた、と自分でも断念のため。……ばかりじゃ無い、……雁、燕の行きかえり、軒なり、空なり、行交う目を、ちょっとは紛らす事もあろうと、昼間は白髪の仮髪を被る。

学円 (黙然として顔を見る。)

晃 (言葉途絶える)そう顔を見るな、恥入った。

学円 (しばらく、打案じ)すると、あの、……お百合さんじゃ、その人のために、ここに隠れる気になったと云うのじゃ。

晃 ……ますます恥入る。

学円 いや、恥ずるには及ばん。が、どうじゃ、細君を連れて東京に帰るわけには行かんのかい。

晃 何も三ヶ国と言わん。越前一ヶ国とも言わん。