Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

ja-reading.com

Lesen Sie japanische Klassiker online mit Furigana. Filtern Sie nach JLPT-Niveau, tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung und übersetzen Sie einen Satz.

だいぼさつとうげ

大菩薩峠11

中里 介山

Lesen Sie 大菩薩峠11 (だいぼさつとうげ) von 中里 介山 (なかざとかいざん) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 368.567 Zeichen · 720 Bildschirme

Aozora Bunko

を与えてやることも、悪いという理窟はないんじゃありますまいか。ああ、わたしは七人に限らず、誰にでも、この身体をやってしまおうか知ら、お女郎は身体を売ってお金を取りますが、お金を取らないで、人に情けを施すことは悪いのか知ら」というようなことを口走って、駒井を悩ませた、あの病気であった当時のこと。

今となってもなお、自己の貞操に加えられた極度の侮辱乱暴を、無条件に許してしまいたい心持が残っているとは浅ましい! 歯痒い!

酒に狂暴性を煽られた人間の野獣性と、それに憎悪と、制裁を感じ得ない、麻痺した貞操心! 忌わしいものの極みだ。

外国人を、毛唐といって、人間以下、獣類同格に置くのは、時勢に盲目な尊王攘夷連だけではないが、おそらくそれが事実か。人間よりは獣類に近い毛唐め!

駒井としては、珍しくもこの時に、極端な憎悪と、昂奮とを感ぜずにはおられなくなりました。

その憎悪と、昂奮とを強いて冷静にして、雨の半日をともかくも研究に没頭し、正午の合図があった時に食堂へ出て見ると、金椎、茂太郎はお行儀よく待っていたが、もゆる子の姿の見えないことは、朝と同じです。

「お嬢さんは、まだよくなりません、熱が出ましたから、もう少し休ませていただきたいと言っていました」