Japanische Klassiker mit Furigana
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だいぼさつとうげ
大菩薩峠2
中里 介山
Lesen Sie 大菩薩峠2 (だいぼさつとうげ) von 中里 介山 (なかざとかいざん) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 195.601 Zeichen · 387 Bildschirme
「まだわからねえ、この野郎、言って聞かせてやる、恥というのはな、学問のねえ奴があるような面をしたり、銭のねえ奴があるような面をしたり、薄っぺらな奴が厚っぺらの面をしたり、そんな奴が恥といえば恥なんだ、十八文はちっとも恥でねえ」
「左様ですかねえ」
「さあ持って歩け、ちょうちんもちというやつはな、貴様のような薄っぺらな人間でも大臣大将の先に立って歩けるんだ、増長しちゃいけねえぞ、手前がエライから先に立てるんじゃあねえ、お提灯様のおかげだぞ、手前のような野郎でさえそれを持てば、道庵先生の先へ立って歩ける、さあさあ、有難く心得て持って行け、持って行け」
仙公は泣きそうな面をして十八文の提灯を取り上げると、提灯屋の者は腹を抱えて笑いました。
仕方がなしに仙公は十八文の提灯をぶら下げ、道庵先生はいい気になって山田の町を通って行くと、町の中程で、
「先生、道庵先生じゃございませんか」
大きな宿屋の二階から呼び留める声。
「おや」
道庵先生見上げると、品のいい切髪の美人が欄干のところに立って、こっちを見て笑っていますから、
「やあ妻恋坂の女将軍!」
と言って先生は二階を見上げて立ち止まって、