Japanische Klassiker mit Furigana
ja-reading.com
Lesen Sie japanische Klassiker online mit Furigana. Filtern Sie nach JLPT-Niveau, tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung und übersetzen Sie einen Satz.
だいぼさつとうげ
大菩薩峠2
中里 介山
Lesen Sie 大菩薩峠2 (だいぼさつとうげ) von 中里 介山 (なかざとかいざん) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 195.601 Zeichen · 387 Bildschirme
できますまいし」
「たとえお眼が不自由でも、お徳さんが好いたと言い、お武家さんの方でもその気ならば出来ない縁ではありません。ねえ、皆さん、男一人を立て過ごせないような女では詰りませんね」
「働き者のお徳さんのことですもの、あれで立派に通して行かれますよ、誰かお徳さんの了簡を聞いてみてごらん」
「そんなことが聞かれるものかね、お徳さんはそんな了簡で、あのお武家のお世話をしてるのではありません、ああしてお身体が少し好くなったら、直ぐにみんなして送り返すつもりでいるではありませんか」
「それはそうだけれども、この前のお方もそうして出来た縁、今度もひょっとすると、不思議な縁にならないとも限りませんからね」
「前のお方がああいうお方でありましたからお徳さんの入夫はむずかしいと思うていたところ、ちょうどまたああいうお武家が来て、やっぱり縁というものですね、せめてお目でも悪くなければお取持ちをして上げたい」
「お目が悪いからかえって縁がよいのでしょう、満足なお武家さんがどうしてこんな山家へ入夫に来るものですか」
「それにわたしは、あのお武家はお目が悪いばかりではなく、何か悪いことをして来たお方ではないかと思いますよ」