Japanische Klassiker mit Furigana
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たいへいようらいげきせんたい
太平洋雷撃戦隊
海野 十三
Lesen Sie 太平洋雷撃戦隊 (たいへいようらいげきせんたい) von 海野 十三 (うんのじゅうざ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 11.885 Zeichen · 24 Bildschirme
「おや、あいつ、こっちへ向ってくるぞ」
「こりゃ怪しいですな。大砲を持っているわけでもないらしいですが」
「とにかく停船命令に一発、空砲を御馳走してやれ」
「はッ――主砲砲撃用意ッ」
艦内は急に緊張しました。実に危いことでした。もう三十分も早ければ、潜水艦の運命はどうなったかわかりません。
「艦長どの報告」監視兵が突然叫びました。「×船から飛行機が飛出しました。只今高度、約二百メートル」
「うん。とうとう仮面を脱ぎよったぞ、飛行機を積んでいるから、先生気が強いのだ」
「艦長どの。艦上攻撃機です」
「カーチス機だな」
艦長は別にあわてた様子もなく、汽船と攻撃機とをじっと見つめています。
大胆不敵の艦長
痛快な捨身の戦法
一難去って又一難。こんどの相手は、潜水艦の最も苦手とする飛行機です。これに会ったら最後、いくら潜っても逃げようとしてもだめです。三十メートルや四十メートルの深さでは、海水を透して、アリアリと見えるからです。また水面を全速力で逃げ出しても、潜水艦と飛行機の競走では、まったく亀と兎で、瞬く間に追いつかれてしまいます。折角危い命を拾ったと思った第八潜水艦でしたが、どんなにもがいてみても、今度という今度は最期が迫ったようです。