Japanische Klassiker mit Furigana
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たいようけいとうのめつぼう
太陽系統の滅亡
木村 小舟
Lesen Sie 太陽系統の滅亡 (たいようけいとうのめつぼう) von 木村 小舟 (きむらしょうしゅう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 7.244 Zeichen · 15 Bildschirme
「叱々! 静聴し給え諸君、万一僕の企てが成功したらどうせられる、僕は今やここに救世主の資格を以て、諸君を瀕死の境より救い出そうと欲するのである」
この時大天文台からは、非常信号が掛かって、会堂の一隅に置かれたる大鐘は、物凄い音響を以て、聴衆の耳朶を烈しく打った。
下 地球遂に滅亡す
新世界建設同盟会員は、今や甲論乙駁に、貴重の時間を空費して、何らの希望を認むる能わず、ただ人々の神経が、殆ど沸騰点に上ったに過ぎぬ時その時、大天文台より急報じたる非常信号は、そも何事なるか、満堂千万の聴衆は、等しくその瞳をここに集め、ともに耳を傾けたまま、また一言を発する者すら無かったのである。
受話器を耳にしたる一技師は、須臾にしてその顔色土のごとく、答うる口さえ慄いがちとなった、様子如何にと待ち構えたる聴衆は、非常信号の内容を聞くべく、再び喧擾し始めたが、突如として壇上に現れたる、老博士を見るや、期したるがごとく静まり返った。
老博士は信号技師に依って報告せられたる、所謂最後の通告を彼らに向って与えんとして、しかも幾度か躊躇したのである、けれどもこの場合となって、もはや一刻も猶予する