Japanische Klassiker mit Furigana
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おんなのいっしょう
女の一生
森本 薫
Lesen Sie 女の一生 (おんなのいっしょう) von 森本 薫 (もりもとかおる) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 12.068 Zeichen · 25 Bildschirme
しず (笑って)あなたこそ何も、みんなが素直に喜んでいるものを曲ってとらなくてもいいと思いますね。
ふみ 叔父さまはなんでも、人が右っていえば自分は左といわないと気がすまないのよ。
章介 こらこら、そんな憎まれ口をきくともうお嫁に貰ってやらんぞ。
ふみ 結構でございますよだわ。あたしは叔父様のような不真面目な酔っ払いは嫌いなんですもの。
栄二 叔父さん、旅順が陥ちたってことは、戦争に勝ったことにはならないにしても、少くとも勝敗のわかれを決める決戦に勝ったことになるんじゃないのかしら。
章介 いや、戦争というものは一つ一つの戦闘が決戦だよ。一つの決戦が終ればすぐ次の決戦が控えている。此処で勝ちさえすれば後はどうでもいいという戦闘もなければ此処で負けたからおしまいだという勝負もないさ。
栄二 すると、今の戦争は、まだまだ続くんでしょうか。
章介 続くとみていいね、去年の十月に浦塩艦隊を破り、今又旅順を落して我が軍は意気大いに昂っているが、ロシヤでは、バルチック艦隊を東洋に回航させるという噂もあるし、陸では沙河に大軍を集めて決戦準備しているという説もある。
栄二 (わくわくして)そうすると、僕が軍服を着るようになるまで、まだ戦争は続くでしょうねきっと。