Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

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ようじょのぶとうするふみきり

妖女の舞踏する踏切

田中 貢太郎

Lesen Sie 妖女の舞踏する踏切 (ようじょのぶとうするふみきり) von 田中 貢太郎 (たなかこうたろう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 316 Zeichen · 1 Bildschirme

Aozora Bunko

品川駅の近くに魔の踏切と云われている踏切がある。数年前、列車がその踏切にさしかかったところで、一方の闇から一人の青年がふらふらと線路の中へ入って来た。機関手は驚いて急停車してその青年を叱りつけた。

「前途のある青年が、何故そんなつまらんことをする」

すると、青年ははじめて夢から醒めたようになって、きょろきょろと四辺を見まわしながら云った。

「それが不思議ですよ、ここまで来ると、このあたり一面に美麗な花が咲いてて、何とも云えない良い匂がするのです、それにそこにはな女がたくさんいて、それが何か唄いながら踊ってたのですが、それが私の方を見て、いっしょに踊らないかと云って招くものですから、ついその気になって、ふらふらと入ったのですよ」