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Japanische Klassiker mit Furigana

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ようかいだん

妖怪談

井上 円了

Lesen Sie 妖怪談 (ようかいだん) von 井上 円了 (いのうええんりょう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 12.157 Zeichen · 25 Bildschirme

Aozora Bunko

これらはただその一例であります。あたかも、星の光が夜見えて昼見えないようなもので、音が競争いたしまして、その力の強いのが聞こえて弱いのが消滅するのは、自然の勢いであります。

すなわち、われわれがさめておる間は、目や耳やいろいろの感官に強い刺激を受けますから、心のうちに浮かんだる弱き夢は打ちまかされてついに消滅して、夜間、外来の刺激の比較的静かなるときに夢みるものであります。かようなわけでありますから、もし心のうちの力と外界刺激の力と同一であったならば、夢見るということはないでありましょうが、内部の力が強いと、さめておるうちにおきましても、夢を見るものでございます。事柄によりますると、この現象があります。かの熱病にかかった人のごときは、熱のために内部に非常なる刺激を与えますから、心中にある事柄が目前に現れいでて、あるいは鬼、あるいはお化けの顔なぞを見て驚き、または意外のことを口走るものであります。また、非常な心配事でもありますと、ひどく心の勢力をそのことに注ぐために、内部の勢力が強くなります。このような場合に、往々夢見ることがあります。例えば、道端に首縊りでもあって、これを見て、あー気持ちが悪かったとか恐ろしかったとか、常に思っておりまして、気の小さい人なぞは、そこを通るとその人が出たなぞということが往々