Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

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あんごのしんにほんちり

安吾の新日本地理

坂口 安吾

Lesen Sie 安吾の新日本地理 (あんごのしんにほんちり) von Sakaguchi Ango (坂口 安吾) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 22.723 Zeichen · 45 Bildschirme

Aozora Bunko

これに反して「マミムメモ」と「バビブベボ」は一度も使用せられず、また「パピプペポ」もピが「トッピャッピ」に一度だけ特例的に使われているにすぎない。つまり唇音の全部が使用されていないと見てよろしいのである。

ここで注意すべきことは日本のアイウエオがまちがっているということだ。

ハヒフヘホに濁りをつけてバビブベボやパピプペポをつくっているが、ハヒフヘホは喉音で、バ行パ行は唇音である。清音中でこれに相当する唇音はマミムメモあるのみであるから、マ行に濁撥音記号をつけるのが理窟には合っているだろう。パーリ語とサンスクリットはそうである。マ行に濁撥音記号をつけている。他にもそのような音表文字を使用しているところは多いだろうが、支那がそうでないことだけは確かであろう。

アイウエオを日本に伝えた中間人種の発音に不具的なところがあった場合に、こういうマチガイが起るのは当然だが、遠隔な地から移動してついに日本の地にまで定着した者が多かったらしいフヨ族のコマ人などは、いかにもアイウエオを運搬した中間人種に見立て易いし、ササラ獅子舞いの楽譜に「マミムメモ」系の唇音に限って清濁撥音とも使用せられず、また濁撥音の使用量が全体的に甚だ少いというのは、たまたまこの楽譜に限った暗合かも知れないけれども、それにしても甚しく滑稽なような、ノン