Japanische Klassiker mit Furigana
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ねぼけ
寝ぼけ
夢野 久作
Lesen Sie 寝ぼけ (ねぼけ) von 夢野 久作 (ゆめのきゅうさく) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 926 Zeichen · 2 Bildschirme
太郎さんはしじゅう寝ぼけてしくじるので、口惜しくてたまりません。明日は運動会だから、決して寝ぼけずにちゃんと自分で支度をして、みんなを驚かしてやろうとかたく決心をして寝ました。
あくる朝大へん早く起きたものがありますから、太郎さんは飛び起きますと、お母さんが坐って、
「太郎さん、今日は雨がふって運動会がお休みになったのだよ。さっき先生がお寄りになったから本当です。ゆっくりお休みなさい」
と言われました。太郎さんは昨日先生が「雨が降ったら運動会はおやめ」と言われた事を思い出して、安心して眠りました。
しばらくすると又太郎さんはお母さんからゆすぶり起こされました。
「太郎さん、太郎さん、大変よ。お天気になったよ。運動会があるよ」
太郎さんは、寝ぼけてはならぬと、寝床の中で考えはじめました。どっちが本当だろうと考えてみましたが、どうしてもわかりません。
「さあさあ、太郎、起きろ起きろ」
と今度はお父さんの声がしました。
「お弁当は出来ていますよ」
と姉さんの声もきこえて来ました。仕方なしに太郎さんは起き上って、御飯を食べて袴をはいて新しい靴下と白足袋をはいて、それからもし運動会がなかった時の用心に昨日次の日の時間割に合わして本を詰めて置いた鞄を荷いで、学校に行きました。