Japanische Klassiker mit Furigana
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こねこはなにをしったか
小ねこはなにを知ったか
小川 未明
Lesen Sie 小ねこはなにを知ったか (こねこはなにをしったか) von 小川 未明 (おがわみめい) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 5.213 Zeichen · 11 Bildschirme
いま自分が、こうした境遇になって、空腹を感じていますと、よく、あのときのあなたに同情ができるのです。もし、もう一度、私が、家へ帰ることができたなら、この後、あなたに対して、あのような冷酷なことは、けっしていたしません……。」といった。
白い犬は、黙っていました。
「あなたは、いつから、家がないのですか?」と、ねこは、たずねました。
「私は、家を失してから、もう三年になります。私の主人たちは、私を捨ててどこへか移ってゆきました。私は、その当座どんなにか、泣きましたか。いまは、こうした宿無しの生活に慣れてしまったが……。しかし、あなたは、捨てられたのですから、たとえ帰っても、家へは、いれてくれますまい。」と、犬は答えました。
ねこは、頼りなさと、悲しさと、空腹の苦痛に、ふたたび体を震わしたのです。
「いれられなくてもいいから、どうか、もう一度、私を、家の方へつれていってください。そして万に一つ、私が、家に飼われたら、きっと、そのときは、あなたに、ご恩を返しますから……。」と、頼んだのでした。
ちょうど、このとき、三人の子供たちは、家で話をしていました。
「ねこは、いまごろどうしたろうね。