Japanische Klassiker mit Furigana
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しょうねんれんめい
少年連盟
佐藤 紅緑
Lesen Sie 少年連盟 (しょうねんれんめい) von 佐藤 紅緑 (さとうこうろく) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 110.920 Zeichen · 219 Bildschirme
あいへだたること三十六メートルばかり!
「だいじょうぶか」
「よし!」
ねらいはきまった、ぼくらは同時に発砲した。巨獣は鋼鉄の皮でできているのかもしれない。いっこうに銃丸のとおったようすもない。ただ異様なたけりをあげると、巨大なからだをひとゆすりして、密林のなかへすがたをけした。銃声をききつけて、ウエップとイルコックがとんできた。
「どうだった」
「逃げたよ」
「弾丸があたらなかったのか」
「あたったけどはねかえった」
二人は目を丸くした。ぼくはふと巨獣によくにたものを学校で習ったことを思い出した。
「わかったよ諸君! これは南アメリカの河畔に見るばくの一種だ」
「害を加えるのか」
「いやばくはけっして害を加えない、だが、用にもたたない」
「南アメリカにすむばくの一種だとすれば、この島はあるいは大陸の一部かもしれないね」
「そうだ、島にあんな巨獣がすむわけはない」
「ぼくもいまそう考えたところだ、とにかく、もう少し探検しよう」
一同は急に元気百倍した。その夜ぼくらは、探征の第一夜をぶなの林で明かした。あと十五キロメートルばかりで、目的地の北浜に達するのだ。あすの希望をひめて一同早く寝につく。