Japanische Klassiker mit Furigana
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しょうねんれんめい
少年連盟
佐藤 紅緑
Lesen Sie 少年連盟 (しょうねんれんめい) von 佐藤 紅緑 (さとうこうろく) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 110.920 Zeichen · 219 Bildschirme
それはすぐにゆるされた。
セルベン号は、船長とふたりの運転手と、八人の水夫からなる、旧式の船だった。船はその晩サンフランシスコを抜錨した。
水また水の無為な海上生活が、十日ばかりつづいた。それは月のない晩であった。
水夫等は甲板にあつまって酒宴をひらいた。片目で右眼が二倍の働きをするようにギロギロ光る水夫長のワルストンが、酒によっぱらって日ごろの不平をならべたてた。かれは海蛇のあだ名があった。それは右手のくるぶしに、海蛇の入れ墨をしているからである。
「ね、おい、水夫だってうまいもん食いてえや、船長たちゃ、いつもビフステーキやチキンの煮ころばしを食いやがって、ちくしょう!」
「おれたちにゃくさったキャベツと、ぶたのしっぽとくらあ!」
とひたいに刀きずの水夫がいった。
「まっかなトマトが食いてえ!」
とひとりがいう。
「フカフカのパンが食いてえ!」
とひとりがいった。
「上等のブランデーが飲みてえ、あいつらは、たらふく飲んでやがる」
と右の拇指のない水夫がいった。かれは喧嘩が自慢で、もし喧嘩に負けたら、指を一本ずつきりおとすんだと広言した。ところがある日、海蛇と大げんかをやって負けた。