Japanische Klassiker mit Furigana
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しょうねんれんめい
少年連盟
佐藤 紅緑
Lesen Sie 少年連盟 (しょうねんれんめい) von 佐藤 紅緑 (さとうこうろく) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 110.920 Zeichen · 219 Bildschirme
悪漢どもの目につくことをおそれて火気は禁じられているのだ、寒いが、危険をおかして捜索に出た友の身の上を思えばなんでもない、各自はかたくくちびるをかんで一行の帰りを待った。
じょじょに東の天は紅みをましてゆく。草むらが動いて、目ざめた鳥があかつきの空をさして飛んだ。モヤモヤと川霧が立ちのぼって河が乳白色にぼかされてゆく。かいの音はまだきこえない。
「遅いな」
とガーネットがいった。
「なにかまちがいがあったのじゃなかろうか」
とサービスが不安そうにいう。
「ぼくは兄さんを信ずる、だいじょうぶだ」
と次郎がフハンの鼻をなでながら力強くいった。フハンは次郎のひざにうずくまって眼を細めていた。
富士男とモコウが出発したのち、万一をおもんばかったゴルドンは、年長組のガーネット、サービス、バクスターとはかって、河を見張りすることにした、意見は一致した。
「だが、バクスター君だけは、幼年組の保護のために残ってくれたまえ、でないと幼年組が心細がるだろうから」
「そのかわりにぼくがゆきます」
と次郎がいった。
「いや、幼年組はとどまってもらう、夜気にあたって病気になったらたいへんだからね」