Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

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しょうねんれんめい

少年連盟

佐藤 紅緑

Lesen Sie 少年連盟 (しょうねんれんめい) von 佐藤 紅緑 (さとうこうろく) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 110.920 Zeichen · 219 Bildschirme

Aozora Bunko

「やあここにすてきなものがある」

とイバンスはさけんだ。巨熊岩の下、砂場の上に、セルベン号の伝馬船がひきあげてある。これはいうまでもなく、海蛇らの船である。三人は船を検査するに、修繕を加えれば、十分用にたえうるものであった。三人はすぐそれをボートのうしろにつけてひきながらふたたび川をわたり、湖をすぎてその夜ぶじに、ニュージーランド川についた。洞に帰れば一同は欣々として出むかえた。

「なにかうれしいことがあるかね」

と富士男がきいた。

「ドノバンを見てくれたまえ」

とゴルドンがいった。病室へいってみると、まだものはいえぬが、ドノバンのあおざめた顔はかすかにあからみ、その呼吸は正しく長くつづくようになっていた。これはかれがへいそスポーツでからだをきたえあげていたのと、はんのきの葉の効力であった。

つぎの日から一同は、伝馬船の修繕に着手した。船は長さ十メートル、それとつりあうように船幅も十分である。十五少年と、イバンスと、ケートの二人をのせて、航海することはけっして難事でない。イバンスは総指揮となって工事を監督し、例の工学博士バクスターは副監督となった。富士男、ゴルドンら一同は、いっさいその命令に服して、ひとりとして不服をいうものはない。