Japanische Klassiker mit Furigana
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しょうねんれんめい
少年連盟
佐藤 紅緑
Lesen Sie 少年連盟 (しょうねんれんめい) von 佐藤 紅緑 (さとうこうろく) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 110.920 Zeichen · 219 Bildschirme
「どうか、ドノバンとけんかしないようにしてくれたまえね」
「むろんだ、ドノバンはただいばりたいのが病で、性質は善良なんだから、ぼくはなんとも思っていないよ」
「それでぼくも安心したが、少年連盟はぼくら三人が年長者だからね、きみとドノバンと仲が悪くなると、まったくみんなが心細がるよ」
「連盟のためには、どんなことでも、しのばなきゃならんよ」
「それで安心した」
じっさいもう一と月のうちに、一同の住居する土地をきめねばならぬ、サクラ号の損所はだんだんはげしくなる、このぶんでは、一と月ももたぬかもしれぬのだ。
四人は四日分の食料を準備した、めいめい一ちょうの旋条銃と、短銃をたずさえ、ほかに斧、磁石、望遠鏡、毛布などを持ってゆくことにした。
いよいよあすは出発という日の夕方、一同はこわれた甲板に食卓をならべて、しばらくの別れをおしんだ。旅程は四日だが、名も知らぬ土地である。河また河、谷また谷、ぼうぼうたる草は身を没して怪禽昼も鳴く、そのあいだ猛獣毒蛇のおそれがある、蕃人襲来のおそれもある。
しばしの別れだが、使命は重かつ大、どこでどんな災殃にあうかもしれぬのだ。