Japanische Klassiker mit Furigana
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しょうねんれんめい
少年連盟
佐藤 紅緑
Lesen Sie 少年連盟 (しょうねんれんめい) von 佐藤 紅緑 (さとうこうろく) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 110.920 Zeichen · 219 Bildschirme
「ぼくは!」
と年少のコスターは、学校におけるがごとく手をあげていった。
「少年連盟島とつけたいのです」
「賛成賛成」
声は一度におこった。
「少年連盟島! じつにいい名だ、コスター君、今夜の命名式はきみが殊勲者だよ」
富士男にほめられて、コスターはさっと顔をあからめながら、しかも得意そうに鼻穴をふくらました。
「そうなると」とモコウはまっくろな顔をつきだしていった。「連盟があるからには大統領がなければなりません」
「賛成賛成」
声々がおこった。
「大統領なんて不必要だ」
とドノバンはいった。
「しかし衆議がまちまちになってきまらないばあいに、それを裁決する人がなければ、連盟の方針が立たない」
と富士男はモコウの説に賛成した。
「賛成賛成」
一同はしだいに熱した。
「諸君がそうしたいなら、僕も異存はないが、しかし選挙をするのかね」
「選挙だ選挙だ」
一同の眼は富士男のほうを見たので、ドノバンは早くも例の嫉妬の念が、むらむらともえだした。
「選挙ならそれもよかろう、しかし任期は六ヵ月ぐらいに限りたいね」
「六ヵ月と限るもいい、そのかわりに、再選もさしつかえないということにして」