Japanische Klassiker mit Furigana
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しょうねんれんめい
少年連盟
佐藤 紅緑
Lesen Sie 少年連盟 (しょうねんれんめい) von 佐藤 紅緑 (さとうこうろく) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 110.920 Zeichen · 219 Bildschirme
かれは矢声をはなって輪を投げた、輪はくるくると旋回して棒の頭にはまらんとしてかすかにさすったまま地上に落ちた。
「しまった」
とグロースがいった。
「いやいや敵もまたしくじるから同点になるよ、見ていたまえ」
とイルコックがいった。
最後に富士男の番になった。
「富士男君たのむぜ」
とサービスがいった。
「あてにするなよ、ぼくはへただから」
と富士男は微笑した。そうしてはるかの棒を見やった。かれはもとより勝敗に興味をもたなかった、負けたところでさまでの恥でもないし、勝ったところでほこるにたらず、こう思っている。
かれは棒と自分の距離をはかり、それから手に持った輪の重さと旋回の力を考え、つぎに自分のからだの位置とコントロールを考えてるうちに、それを考えることの興味のほうが勝敗の興味よりもずっと深くなってきた。それだけかれは冷静であった。
かれはねらいを定めて輪を投げた、輪はうなりを生じて鉄棒を中心にくるくるくるとからまわりをしながら棒の根元にはまった。
「二点! 万歳! 総計七点! 万歳!」
サービスはおどりあがってさけんだ。
「万歳! 勝った」
とバクスターもガーネットもおどった。