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Japanische Klassiker mit Furigana

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しょうねんれんめい

少年連盟

佐藤 紅緑

Lesen Sie 少年連盟 (しょうねんれんめい) von 佐藤 紅緑 (さとうこうろく) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 110.920 Zeichen · 219 Bildschirme

Aozora Bunko

「もういっぺんいってみろ」

「ジャップは卑劣だ、有色人種は卑劣だ」

「こらッ」

富士男はドノバンの腕をぐっとつかむやいなや、右にひきよせて岩石がえしに大地にたたきつけた。それはじつに間髪をいれざる一せつなの早わざである。他の少年たちはただあっけにとられて眼をぱちくりさせた。

「もういっぺんいう勇気があるか」

富士男はぐっとそののどもとをおさえていった。がこのときゴルドンが急をきいてかけつけてきた。

「どうしたんだ、まあよせよ」

かれは富士男をひいて立たしめ、それから赤鬼のごとく歯がみをして立ちあがったドノバンの腕をしっかりとつかんだ。

「どうしたんだ、きみらにはにあわんことをするじゃないか」

「ぼくは卑怯者を卑怯だといったのに富士男は乱暴をした」

とドノバンはいった。

「それはいかん、きみが富士男君を卑怯者だといったのが悪い」

「しかしかれは腕力に……」

「侮辱的のことばは腕力よりも悪いよ」

「そんなことはない」

「きみはだまっていたまえ」

ゴルドンはこういって富士男にむかい、

「どうしてこんなことになったのだ」

「ドノバン君がぼくを卑劣だといっただけなら、ぼくはききながしておくつもりだったのだ、だがかれは遊戯に負けたくやしさのやり場がないところから、ぼくをカンニングだの卑劣だのといったうえに、ジャップは卑劣だ、有色人種は卑劣だ