Japanische Klassiker mit Furigana
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したいいへん
屍体異変
森 於菟
Lesen Sie 屍体異変 (したいいへん) von 森 於菟 (もりおと) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 6.047 Zeichen · 12 Bildschirme
これは欧州人が自己を遙に優秀な人種と確信している先祖から伝わっている固陋な先入観念から来る。独逸人は生一本の野性から正直に之を云うに過ぎぬので米人の排日とは又訳がちがう。近来のナチスの異人種排斥は彼等の野性の極端な発現であるとすれば怪しむべき筋でもなく、日本大使館の抗議に対して有色人種の中に日本人を含んでいないなどというのこそ、ナチス党員の真底の心持を偽った外交辞礼に過ぎぬように思われる。彼等として日本人の勇気や才能は十分認めているから、戦争の時味方になって貰ったり学問の共同研究をするなぞは好もしいが一つ鍋のものを食ったり、夫婦親子のつきあいをするのはなるべく御免蒙りたいというのが真実の感情であろう。
話が横に外れたが有色人種はとも角、解剖家(一寸断って置くがこれは Anatom の訳語で「かいぼうか」とよむので決して「かいぼうや」と訓じてはならない。中には解剖で衣食すると云う意味でかいぼう屋とよぶ不都合な人間も無いではないが之は我我を侮辱する事の甚だしい者である)が何故嫌われるかというと、一つは汚いものをいじるという事で、他の一つはおばけにつかれていはしないかと云う危惧である。