Japanische Klassiker mit Furigana
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ていてんのびじんが
帝展の美人画
上村 松園
Lesen Sie 帝展の美人画 (ていてんのびじんが) von 上村 松園 (うえむらしょうえん) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 1.452 Zeichen · 3 Bildschirme
けども、この二、三年追われずくめでして、まだ先年からの御用画も出来ていませず、それに高松宮様にお輿入れの徳川喜久子姫さまがお持ちになる二曲一双の日が迫っており、一方では伊太利展の作品もありますので、今は毎日その方にはまり込んでいますようなわけです。
二曲の方は徳川期の娘が床几に掛けて萩を見ている図を片双に描いて先年描いた二人の娘の片双を揃えることにしています。十一月一杯はかからずに仕上がるでしょう。
伊太利展の方は二尺五寸幅の横物に「伊勢の大輔」を描いています。こちらは昨年御大典の御用画に描いた「草紙洗ひ」の小町と対になるものでして、私の今まであまり使わなかった厚仕上げをやってみました。
私もこの三、四年来、眼鏡がないと細い線など引くのに困るようになりました。唯さえ遅い筆ですのに、眼鏡を掛けて細いものを見詰めていますと、どうも疲れがひどいように思います。年をとったと思えば尚のこと、せめて一年に一度ぐらいは、自分で描きたいものを描いてみたい気がしてなりません。今のうちに、自分のものを描き残して置きたいと思います。