Japanische Klassiker mit Furigana
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ばくまついしんかいこだん
幕末維新懐古談
高村 光雲
Lesen Sie 幕末維新懐古談 (ばくまついしんかいこだん) von 高村 光雲 (たかむらこううん) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 4.159 Zeichen · 9 Bildschirme
店の女たちが珍しいので、私にも、私にもといって買い、格子先に立ってる嫖客などが、では、俺等も買おうと買ったりして、旨くはけてしまったので、私も大いに手軽になってよろこびました。
私は空手になってぶらぶら帰りました。
その頃は、もう、ぞろぞろと浅草一帯は酉の市の帰りの客で賑わい、大きな熊手を担いだ仕事師の連中が其所らの飲食店へ這入って、熊手を店先に立て掛け上がったりしている。何処の店も、大小料理店いずれも繁昌で、夜透しであった。前にいい落したが、その頃小料理屋で、駒形に初富士とか、茶漬屋で曙などいった店があってこんな時に客を呼んでいた。
私が帰ると、父は、あれからどうしたという。吉原へ這入って残った奴を皆売りましたというと、それはえらい。俺よりは上手だなどいって大笑いしました。
都合、すべての売り上げを勘定して、二十円足らずありました。元手と手間をかけると、トントン位のものか。それでも父は大儲けをした気でよろこんでいました。
この熊手を拵えて売ったことは、そのずっと以前清島町時代に一度やったことがありましたが、私が父の仕事を手伝って一緒に働いたのはこの時の方であった。