Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

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ばくまついしんかいこだん

幕末維新懐古談

高村 光雲

Lesen Sie 幕末維新懐古談 (ばくまついしんかいこだん) von 高村 光雲 (たかむらこううん) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 877 Zeichen · 2 Bildschirme

Aozora Bunko

二代東雲の栄吉氏の子息は、祖父東雲師の技倆をそのまま受け継いだようになかなか望みある人物であります。これは私の弟子にして、丹精致しまして、目下独立して高村晴雲と号しております。三代目東雲となるべき人であります。ただ、惜しいことには、健康すぐれず、今は湘南の地に転地保養をしておりますが、健康恢復すれば、必ず祖父の名を辱かしめぬ人となることと私は望みを嘱しております。

さて、また、彼の金谷おきせさん(東雲師末の妹)は良人没後再嫁し、娘が出来ました。その娘が金物商中山家へ縁附きました。中山氏は北海道樺太地方に事業を起し、今日では樺太屈指の豪商となっている。で、その弟息子に金谷の家の跡を襲がせることになっております。中山家と、私宅とは今日親密の交際を致し、同氏出京の時は必ず拙宅に訪問されております。右ようなわけにて師匠東雲師の跡はまずよろしき方で残っているわけであります。