Japanische Klassiker mit Furigana
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ばくまついしんかいこだん
幕末維新懐古談
高村 光雲
Lesen Sie 幕末維新懐古談 (ばくまついしんかいこだん) von 高村 光雲 (たかむらこううん) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 1.449 Zeichen · 3 Bildschirme
をも表わしてもらいたいと私は思います」
こういう意味で述べました。
つまり、私の考えは、今日の審議する所は、単に牙彫と限られた会の名を附ける主意のものでなくして、日本の彫刻家の集合でもっと広義な意味のものであると思うのであったわけであります。
すると、或る人は、
「なるほど、お考えは一応御尤と存じますが、しかし木の方は幾人ありますか」
という質問をされました。
「幾人あるかとお質問ねに対しては、只今の所差し当り私一人で、弟子に林美雲というものがある位のもので、何んともお答えのしようもありませんが、しかし、今日、私一人であっても、何時までも一人や二人という訳はありますまい。他日、幾人に殖えて来るかも分りません。木彫りの方がもし殖えた場合「牙」の字を表わした会名では如何かと思われます。で、牙は牙、木は木とその部によって部を作る時が来ることでありましょうが、その時には自から部長というものが必要だろうと思います。会名は牙を表わし、また木を表わす必要はない。牙も木もすべてを総括した彫刻の意を全体にいい表わす会名が命けられるならば、それは甚だ結構と思います。私は木の方であって、当席に連なっておりますのですが、既に列席を致している以上、右の主意は申し上げて置きたいのであります」