Japanische Klassiker mit Furigana
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ばくまついしんかいこだん
幕末維新懐古談
高村 光雲
Lesen Sie 幕末維新懐古談 (ばくまついしんかいこだん) von 高村 光雲 (たかむらこううん) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 6.059 Zeichen · 12 Bildschirme
この事は前に度々申したが、その中で変り者の私位が木の方をやっている位のものであって、ほとんど全部が牙彫であった。で、こう物が盛んで流行り出せば、何んの業にもあることであるが、その工人仲間の人々の中に党派とか流派とかいうようなものが出来て、同じ牙彫の工人の中でも、比較的上等なものを取り扱って、高尚な方へかたまっている人たちと、牙彫商人の売り物にはめて、貿易向き一方をやり、出来栄は第二にして、まず手間にさえなればよろしいという側の人たちと、こう二つの派に別れば分けられるといった形になって来る。前のは、なかなか商人のいうままにはならない。自分で一己の了見があって、製作本位に仕事をする。つまり先生株の人たちであり、後のは、何処までも職人的で手間取りが目的、商人のいうままにどうともなろうという側である。こうまず二派に別れるのでありますが、その高尚の方の先生株には、旭玉山氏、石川光明氏、島村俊明氏などを筆頭として、その他沢山ありますが、この人たちがまず代表的の人、いずれも商人の方で一目置いている。一方は商人に使われる組で、一口にいえば売り物専門で貿易目的である。