Japanische Klassiker mit Furigana
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ばくまついしんかいこだん
幕末維新懐古談
高村 光雲
Lesen Sie 幕末維新懐古談 (ばくまついしんかいこだん) von 高村 光雲 (たかむらこううん) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 3.264 Zeichen · 7 Bildschirme
背負ったりして能く佐竹ッ原へ見物に行ったものです(光太郎は打毬が好きで長次郎が仕事をしていても、原へ行こう行こうといって能くせがんだものです)。父は島田という人で、茶人でした。大変生計に困っているらしいので、気の毒に思い、石川光明さんその他三、四の友達を誘い、お茶の稽古を初めることを思いつき、石川さんの宅や、私の宅と交る交る四、五人会合し、この島田氏を宗匠にして稽古をしました。その頃のことで月謝はわずか四、五十銭でしたが、四、五人寄れば多少纏まりますので、島田氏はよろこんでおりました(流義は千家でした)。しかし、長次郎は一身上の都合で、長く弟子にして置くわけに行かず、途中で暇をやりました。
その次に参ったのは、林美雲です(美雲のことは時々前に話しましたが)。この人は旧姓を西巻庄八といいました。これは私の親たちの肝煎りで私の師匠東雲師へ弟子入りをさせたのですから、私の心からの弟子ではなく、弟弟子でありますが、不幸なことには、まさに年季が明けようという際に師匠が歿しましたので、師匠歿後の高村家におりましたけれども、彼の三枝松政吉(私の兄弟子)が私に代って師匠歿後のことを一切引き受けてやるようになってから、政吉と衝突しまして、正直律義の人であったから、かえってむか腹を立てて暇を取りました。