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Japanische Klassiker mit Furigana

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ばくまついしんかいこだん

幕末維新懐古談

高村 光雲

Lesen Sie 幕末維新懐古談 (ばくまついしんかいこだん) von 高村 光雲 (たかむらこううん) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 8.224 Zeichen · 16 Bildschirme

Aozora Bunko

それでこの人の来意は分りましたが、さて、こうして遠国からわざわざ上京して彫刻をやろうという覚悟はさることながら、実地に当ってはなかなか容易なことでありませんから、私はその旨を一応話し、まず少しの間通ってやって見るがよろしかろうと答えますと、米原氏はよろこび、それから何処であったか谷中からは大分離れた処に下宿をして毎日弁当持ちで通って来ました。

この時代は、私は先方の都合はどうであっても委細かまわず弟子にしました。自分持ちで通える人は通ってもらい、また食べることが出来ず、居る所のない人は、家へ置いて食べさせるようにしまして、なるべく自分の方を切りつめ切りつめして、一人でも多く弟子を作ることに心掛けましたので、次第にその数が多くなったことであるが、その中でこの米原氏はなかなか感心なところのあった人で、また大分他とは異った処がありました。今日でも世評はいろいろあるかも知れませんが、初めて私の玄関へ来てから以来、その熱心さというものは到底普通では真似の出来ない処がありました。もっとも故郷を出る時の意気が違うから、自然その態度がはげしいのでありましょうが、たとえば、毎日通って来るようになってからも、上京早々のこと故、上野、浅草と少しは見物もして歩きたいのは誰しも人情であろうが、私が仕事場へ出て見て、今日は休日である