Japanische Klassiker mit Furigana
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ばくまついしんかいこだん
幕末維新懐古談
高村 光雲
Lesen Sie 幕末維新懐古談 (ばくまついしんかいこだん) von 高村 光雲 (たかむらこううん) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 7.468 Zeichen · 15 Bildschirme
といって、非常に得心した風であった。
それから、道具を新しく購い、毎日々々それを磨いでは柄をすげ、道具調べの方をひたすら熱心にやっていたようでありました。そうして道具が一切これで好いとなった暁、初めて東京へ出てからの彫刻に取り掛かったものを見ると、これは一目見てもよく分るほど旧来のものとは異ってほとんど生まれ代ったかの感がありました。これは、この人の作風が異なったというのではなく小刀が変ったのであるが、作品は、生き生きとして出来て、前の水離れのしない眠ったいような素人臭さは全然取れていました。
こういう風であったから、山崎氏は私について長年稽古をしたというわけでなく、私の傍へ来て私のやっていることを見ただけで、自分で研究されたのです。それから氏には黒田清輝氏、金子堅太郎氏など知名の人の援助もあって、製作するのに好都合であったらしく、作品は美術協会、彫工会等においていつも好評でありました。こんなわけで、氏は上京後はさしたる苦労もなく一家を為すに至り、国許より妻子を招き、まず順当に今日に至ったのである。
前にも申した通り、私の弟子を取った目的は我が木彫の勢力を社会的に扶植しようということにあったというよりも我が木彫芸術の衰頽を輓回するということにあったので、したがって、旧来私どもが師匠を取った時のように年季