Japanische Klassiker mit Furigana
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にわをつくるひと
庭をつくる人
室生 犀星
Lesen Sie 庭をつくる人 (にわをつくるひと) von 室生 犀星 (むろうさいせい) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 9.332 Zeichen · 19 Bildschirme
、(それは毎年古竹を伐り新竹を立たすこと。)皮剥ぎの手入れが肝要である。飛石の高金は飛石がわるくては庭が畳めないからで、燈籠の三百円は捜したら適当なのがあるかもしれぬ。また無いかも知れぬ。一本あればいいのである。
つくばいは手頃なのが一つでいいのであるが、わたくしの癖として二鉢ほしいのである。役石前石はもちろん買入れるのだが、これの百円は見くびりすぎているようだ。一つは竹の奥に一つは縁側から七歩くらいの居どころにする。山土の十車は苔を生やすためである。十車では足りないかも知れぬ。以上は別に深い意味のある庭ではなく、又茶がかった庭でもない。唯、このような庭もあるくらいに考えて貰えばいいのである。下草は一切植えない。歯朶一枚でもこの庭にはおことわりである。一体、庭というものは朝夕二回の掃除と打水とが必要のあるものである。
竹の植方では東南西に株を乱して植えて置く。這い出しの筍を見とどけた植え方をしなければならぬ。東の方では朝の内のかげを眺め、南西では終日その猗々たるかげを苔の上に撮らねばならぬ。茂りは尖端に揉みついた風情よりも、折々枯葉を取り葉と葉との間をすかし、空の色を伺い見るべきである。